『舞桜』



「手綱はしっかり握っておいてください。」



「なんですって!?」



「あなたには言ってないわ。
言うとしたら彼のような人間といるなら、もっとそれなりの態度でいるべきだ、ということぐらいね。


彼といるから何をしてもいいというわけじゃないでしょう?」




立場をわきまえるのはあなただと怒鳴ってやりたい衝動に駆られるが、昨晩騒ぎを起こしているので、これ以上大きな騒ぎを起こす気はない。






例えすでに大きな騒ぎになっていようとも。





「はい、終了。」





怒りに顔を真っ赤にさせて叫ぼうとする彼女を止めたのはあの馬鹿げた教師だった。