「じゃぁ、お昼を食べに行きましょう?」

そういえば、もう太陽は真上のお昼時。

食事をして、明日の入学式の準備に部屋の片付けを済まさなければならない。


それに、理事長に頼まれた依頼書の確認と、保護者の零から送られてくる仕事の処理も。



「じゃぁ、案内するわね」


「お願いします」






寮は中学と高校が分けられており、渡り廊下で繋がっていた。



二階の食堂は一緒なのかと思いきや、別々だった。





しかし、一つ気になることが。



「あの、ここ、食堂ですよね?」