ひとしきり泣いて、気分が落ち着いたのだろうか。
その頃にはお互い気恥ずかしくなって、ぎこちなくなってしまっていたけど。
「そろそろ…帰るね」
その場の雰囲気を変えたくて、私は苦笑いしながら立ち上がった。
名残惜しそうに私を見上げる晋作君。
けど。
「見送り、いいよ。そんな赤い目で外には出られないでしょ?」
私がそう言ってからかうと、彼は恥ずかしそうに頷いた。
「お母さんまだ帰ってこないけど、一人で大丈夫?」
「はい…食事は適当にとりますから」
晋作君はそう言って微笑んだ。
…玄関まで二人、手を繋いで歩いた。
そして玄関の所で。
「またね」
私はもう一度、晋作君と唇を重ねた。
その頃にはお互い気恥ずかしくなって、ぎこちなくなってしまっていたけど。
「そろそろ…帰るね」
その場の雰囲気を変えたくて、私は苦笑いしながら立ち上がった。
名残惜しそうに私を見上げる晋作君。
けど。
「見送り、いいよ。そんな赤い目で外には出られないでしょ?」
私がそう言ってからかうと、彼は恥ずかしそうに頷いた。
「お母さんまだ帰ってこないけど、一人で大丈夫?」
「はい…食事は適当にとりますから」
晋作君はそう言って微笑んだ。
…玄関まで二人、手を繋いで歩いた。
そして玄関の所で。
「またね」
私はもう一度、晋作君と唇を重ねた。


