部屋のドアを開け、一歩一歩階段を下りる。
…一段踏みしめるごとに、ぞわっ、ぞわっ、と走る感覚。
体はカッカと熱くなるのに、その奥の芯の部分が冷め切っている感じ。
その感覚と共に、奥底から何かが起き上がる。
黒い、どす黒い何かが、首をもたげる。
…天井の灯りに照らされて、階段に伸びる僕の影。
その影に重なるように。
…もう一つ、同じ輪郭の影が、ぬぅっと姿を現した…。
…一段踏みしめるごとに、ぞわっ、ぞわっ、と走る感覚。
体はカッカと熱くなるのに、その奥の芯の部分が冷め切っている感じ。
その感覚と共に、奥底から何かが起き上がる。
黒い、どす黒い何かが、首をもたげる。
…天井の灯りに照らされて、階段に伸びる僕の影。
その影に重なるように。
…もう一つ、同じ輪郭の影が、ぬぅっと姿を現した…。


