見た目は只の翼のようでいて、妄影は頑強だった。
どんなに弾丸にその身を叩かれても、まるで鉄板を撃っているような感覚。
弾丸を防ぎ、弾き、全く通さない。
何十発、何百発という弾丸が命中しているというのに、ただの一発も、中の晋作君に届く事はなかった。
…やがて硝煙にかすむ中、発砲が止む。
残ったのは弾切れになったSAT隊員と、微動だにしない妄影の姿。
その妄影の中から…。
「撃ったな…」
声が聞こえた。
「撃ったな…僕を撃ったな…?僕を殺そうとしたんだな!?」
晋作君の声。
その声に怒気がこもる。
どんなに弾丸にその身を叩かれても、まるで鉄板を撃っているような感覚。
弾丸を防ぎ、弾き、全く通さない。
何十発、何百発という弾丸が命中しているというのに、ただの一発も、中の晋作君に届く事はなかった。
…やがて硝煙にかすむ中、発砲が止む。
残ったのは弾切れになったSAT隊員と、微動だにしない妄影の姿。
その妄影の中から…。
「撃ったな…」
声が聞こえた。
「撃ったな…僕を撃ったな…?僕を殺そうとしたんだな!?」
晋作君の声。
その声に怒気がこもる。


