お子サマな恋

どうして?
なんで勝手にそんなこと
思い込んじゃうの?

「違う・・・。」

アタシは静かに
それだけ言った。

「どこがだよ。」

翔の言葉には
もう、これっぽちの
愛情すらなかった。

「じゃあ、俺行くから。」

そう言って
振り返っていった
背中・・・。

「翔!!」

「ん?」

「これからも友達?」

せめて、これだけでいい。
そう思った。

「おう。」

アタシに別れを告げる人は
いつもこの言葉だけは
少し優しく言ってくれる。

突き放してくれたって
いいのに・・・。