だからってなにそれ・・・
「なんであたしなの?」
「なんで?って知ってる子友菜ちゃんしかいないから」
もう・・・最悪・・・。
慧くんはそんなことお構いなしにどんどん進んでいく。
いつの間にか会議室に着いていた。
そこにはもうすでにほかのクラスの委員長や上級生の委員長が集まっていた。
「1-D早く座りなさい」
「すみません・・・」
あたしたちは空いてる席に座った。
何をするのかと思ってたら校則の確認と授業の号令の仕方、授業開始時間の指示だった。
「長いな・・・」
長ったらしい先生の話を聞いてると無性に眠たくなってあくびがでてしまう。
ふと後ろから視線を感じて後ろを向いてみた。
すると・・・
「高木先輩!?」
先輩がこっちを見てニコッと笑ってる。
先輩も委員長なんだぁ・・・
へぇ・・・委員会とか入らないキャラなのになぁ
意外・・・。
「こんにちわ」
と小声で言ってみる。
「おうっ!!」
と口が動いてる。
あたしは前に向きなおした。
