あたしは結局委員長になってしまった。
「委員長も決まったことで今日はこれで終わり。ではまたな」
そのときちょうどよくチャイムがなって
「委員長は放課後残ってくれ。委員会がある。」
「はい。」
そう言って先生は教室から出て行った。
だんだんみんなが帰る準備をし始める。
「友菜ぁ!」
「花音・・・。」
「委員長か・・・。ドンマイ!!」
「ドンマイじゃないよぉ・・・。最悪!!」
「まぁがんばりな。んじゃバイバイ!!」
「ごめんね。一緒に帰れなくて・・・バイバイ」
花音も教室から出て行った。
♪ピンポンパンポーン
『各クラスの学級委員長は職員室横の会議室に集合してください』
放送が流れて
委員会の場所が告げられた。
「じゃ友菜ちゃん行こっか!!」
「ちょっと慧くん!!」
慧くんはあたしににこっと微笑みかけて
教室を出た。
あたしもそのあとに続く。
「ねぇなんであたしと一緒にしようと思ったの?」
「だってあのままじゃ誰もしようとしないじゃん。」
「だからって・・・」
「だって俺らがやるっていわないと先生が適当に決めたかもしれないぜ?」
いいじゃんそれでも!!
「それに俺、委員長してみたかったし^^」
「だからなんであたし?」
「女子もしようとしないから俺だけ手上げて馬鹿みたいだし。勝手にほかの女子決められても嫌だしな」
もしかしてあたしだから?
「友菜ちゃんとだったらいいかなって。」
