あたしたちはそれからすぐに教室に行った。
「ここかな?」
教室にはすでにたくさんの人がいた。
あたしたが高木先輩と話していた時間が長かったみたい。
あたしと花音は席がそんなに離れてなかった。
すると横から話しかけられた。
「君が友菜ちゃん?」
誰・・・?
知らない。
まぁ今日初対面だから知らないのは当然だけど。
「はい・・・?」
「俺、宇野慧。よろしくな!!」
「よろしく^^」
しゃべってみると以外に話しやすくて
人懐っこい笑顔がある人だなぁと思った。
慧君。
「それにしてもゆうなって珍しい名前だよな」
「そうかな?」
「そうそう。だからどんな子なのかな?って気になってね」
そーなんだ。
まぁ確かにそんなにいないと思う。
「友菜ってやさしい名前だなと思ってたらほんとにやさしい子だった。」
「あたし、そんなにやさしくないよ?」
「でも、俺からみたらやさしくみえんだよ。」
見た目優しいのかな??
「慧君もやさしいじゃん」
「そうか?俺、優しいキャラ??」
「うん^^」
笑顔も安心できるしね。
癒されるような気がする。
顔をくしゃくしゃっとして
無邪気に笑う慧君。
この人にも彼女とかいるんだろうな。
だなんてまた考えてる自分がいる。