他の部員たちがもう着替えて出て行くところを見ると
先輩もすでに着替えてるだろうと思いドアを開ける。
「幸祐・・・?」
花音が声をかけると先輩は振り返って
「おう!!来てたのか」
と笑った。
「こんにちわ」
そうあたしが言うと
「友菜ちゃんも来てたんだ^^」
と同じように笑顔で迎えてくれた。
でも何かが違った。
花音に向ける笑顔とあたしに向ける笑顔。
同じように笑ってるのに何かが違う。
その時のあたしにはそう感じた。
先輩はシューズを磨いていた。
「なんで磨いてるんですか?」
そう聞くと先輩は
「今日はなんか調子がよくてさ。それもこれもすべて道具のおかげかなって思ってね」
と言うと次はバスケットボールを取り出してきて磨き始めた。
「やっぱり選手にとっては道具は選手生命終わるまで一生付き合うものだから」
と一生懸命に磨いてた。
