今思えばあたしを抱きしめるまえの表情、どっかで見たことあったんだ。


そう、それは夢の中で見た慧くんの笑顔。


優しくも切ないあの笑顔だった。


胸の奥がギュっとしめつけられる。


あたしを好きになってくれてホントにありがとう。







その後も慧くんはいつもと変わらないようにあたしに接してくれた。


だから安心して学校に行けるようにもなった。



なにより不安だからって学校に行きたくない理由にはならない。


あのときはあたしの気持ちをすべて知ってる慧くんがそばにいてくれて安心してたのかもしれない。






「友菜ぁこんどうちの学校のバスケ部の練習試合があるらしんだけど見にいかない??」



ある日突然その知らせは舞い込んできた。


花音が誘ってくれたのだ。


あたしにとっては願ってもない幸せ♪



「もちっ!!オッケーよん」



そういうと



「じゃあ急なんだけど次の土曜日だから!!」
「めっちゃ急じゃん・・・」



今日って木曜日だよね!?




「もしかして予定があった?」
「いや・・・ないけど」
「ならいいじゃん!!」



花音はなぜかハイテンション。