「あたし・・・」


慧くんはあたしの前まで近づいてきた。



「俺・・・信じてるから・・・。」


あたしと慧くんとの距離。


たった1m。そこでやっと顔が見えた。


でもその顔はいつもの笑顔じゃなくて・・・




とても悲しそうな寂しそうな苦しそうな・・・。



うまく言葉にできない表情であたしを真剣に見つめてた。




「慧くん・・・」



たった1mなのにあたしが一歩前に踏み出せば触れられる距離なのに・・・



心の距離が離れてて・・・


2人が必死に近づこうとしても決して縮めることのできない距離がそこにはあった。



ごめんね・・・ごめんね・・・。



あたしがあの時あんな曖昧な返事をしたから


だから慧くんを余計苦しめることになった。


ごめんなさい・・・。


きっぱり言っていれば・・・


期待させるような返事・・・。


あたし、バカだ・・・傷つけたくない人まで傷つけてる。


あたしが・・・あたしが悪いんだ。


ごめんなさい。。。



「俺、待ってるから・・・」