亜衣はなぜ先輩を知ってるの?


【この前練習試合にうちの高校来たんだよね。友菜の高校のバスケ部。】


そっか・・・


なんかさっきまでまた脈が速くなってた・・・。

でも、なんでそれだけで先輩だってわかったんだろ?



【なんかね、かなりカッコいいらしいじゃん。『高木くん♪』『高木先輩ッ』っていっぱい女の子が群がってたよ。まったく・・・】


亜衣はやれやれといった様子でため息をついた。



ズキッ・・・


まただ・・・胸が痛い。苦しい。

そんなことわかってるのに・・・。

先輩がモテることぐらいわかってるのに・・・。


「やっぱ・・・先輩ってモテるんだね・・・」
【友菜・・・】



ヤバイ・・・涙腺緩くなってきた・・・


今日、胸がキュンっとなってドキドキして

ズキズキして・・・


今日1日でいろんな感情味わったかも・・・。


「ごめんね。大丈夫だよ^^」



あたしはなるべく元気よく答えた。


目頭が熱くなって今にもあふれ出しそうなこの気持ち。

やっぱり先輩のこと好きだ。

あたしは人を好きになる瞬間を初めて体験した。




「また相談してういいかな?」
【もち!!なんでも言って?】
「ありがと☆また電話するね。バイバイ」
【バイバイ】



あたしはベッドに顔を埋めた。


そうしないと涙が零れ落ちそうだったから。

これ以上亜衣と話してたら感情を抑え切れなくて亜衣に迷惑をかけそうだったから。