「・・・恋か」
【そう恋!!で誰?その相手】
そこまで言ってもいいのかな?
信用してないわけじゃない。
ただ・・・
友達だから不安になる。
でも、亜衣が受験した高校はあたしの通ってる高校とは2駅ぐらい離れてる。
こういう相談はいつも花音にしていた。
でも今回は違う。
相手は花音の方がよく知る人だから言えない。
「同じ高校の2年の先輩で高木幸祐って言うんだけど・・・」
【先輩かぁ・・・】
亜衣は誰だよそれって感じで曖昧な返事。
「花音の幼なじみなんだって」
【あの花ちゃんの!?】
花音とあたしと亜衣は同じ中学で亜衣と花音も特別に仲がいいってわけじゃない。
でもふつーに友達。
なぜか亜衣は花音のことを『花ちゃん』と呼ぶ。
最初は『花音』に慣れすぎて『花ちゃん』には馴染めなかったけど今ではそんなことない。
亜衣にとっては『花音=花ちゃん』ってなってるから。
「だから花音には今回は相談しにくいんだよね・・・」
【あれ・・・?】
「どーしたの?」
亜衣はあたかも先輩を知ってるように
【もしかしてその先輩、バスケ部!?】
と聞いてきた。
なんで亜衣が知ってるんだろう?
「そう・・・だよ?」
【やっぱりぃ】
「なんで知ってるの?」
