生徒会長VS幼なじみ

本当はずっとこうしていたいけど、昨日の今日だし、やっぱり批難の目は痛いよ


それなのに、和真はチャリのスピードを落とす気もないようで、私は戸惑っていた


何人かの女子達の横を通り過ぎる


私の耳に聞こえてくる声


「あ!ほら、昨日のイケメン」


「あの女、妹だっけ?邪魔くさくない?」


「双子なんだって!」


「いいな〜イケメンのお兄様欲し〜い」


「私、絶対、合格してあのイケメン君と仲良くなりたぁい」