生徒会長VS幼なじみ

「お前、今は宿題だろ?」


「わかってるってば!」


丁寧に教えてくれる東條には感謝するけど、私ばっかり特別扱いみたいな態度はどうしてなんだろう


まさか…


東條、私の事…好きとか?


んなワケないか…


こんな取り柄のない、コンプレックスの塊、好きになってくれるワケないし


あ、でも、そんな愛羅が良いって言ってくれる人だっているんだし、私まだまだこれから女として成長するんだからね


「また上の空かよ…」


「へ?」


「何考えてんだ?頭の中、見せてみろ!」


そう言うなり東條は私の頭を両手で鷲掴み!


「ちょっと!何すんの?」