会場にはたくさんの人々



歓喜の声をあげる人と落胆の声をあげる人



私は横目でその人達を見た



そして私の受験番号の紙をバックから出した



私の受験番号は“256”



太陽君は“101”



秀君は“33”



美沙ちゃんは“356”



「秀~~あたしの番号見てきて~」



「弱気な事言ってるなよ・・・」



「何か今更キンチョーしてきちゃった・・・」



ドキドキと胸は高鳴る



「ほら、行こう!」



そういって私の手をとる太陽君の手も震えている



私達は4人で番号の書かれている紙の前に行った



私は自分の番号を上から順に探していく



243、244、250、251、253・・・