「今までお世話になりました!」 秀君のその言葉で3年1組全員が礼をした そして教室へと歩き出す 涙で視界がにじんでいる 「っ・・・く、うぅ~」 「ふぇぇ・・・」 泣き声が響き渡る体育館 在校生も何人か泣いている 皆、拍手をして私達を見送ってくれた 教室に戻ると皆席につき泣いていた そこにガラッとドアを開けて先生が入ってきた 「凄くいい卒業式だった。卒業してもまたいつでも来い!待ってるからな!」 その言葉で私達は帰り支度を始めた