「そっか…じゃあヤメよ!他のに乗ろう!」
そういってスタスタと歩き出す美沙ちゃん
「そうだね。絶叫系はやめようか」
秀君も「やめやめ!」といってジェットコースターとは逆の方向に歩き出した
「別に2人で乗ってきてもいいよ?私は待ってるから」
そこまで気を使って欲しくない
乗れない私が悪いんだし…
「でも…」
「そうだよ。こんなに人多いんだ。美沙ならともかく」
「ちょっと秀!今何か一言余計だったわよ」
そういって美沙ちゃんは秀君の頭を叩いた
「だってホントだろ!アオちゃん人見知りだし!」
「…まぁね。…いいんだよ?別に私は…」
「いいから!私はここに座ってまってるから!ねっ?」
私は秀君と美沙ちゃんの背中を押した
「…それなら、まぁ」
「だね。でもちゃんと待っててね」
「子供じゃないんだから。大丈夫だよ」
私はそういって2人に手をふった


