*太陽
葵のおかげで会う覚悟が決まった
母ちゃんにも伝えなきゃ・・・
俺は母ちゃんのケータイに電話をかけた
プルルルル・・・
4回目のコールで母ちゃんは出た
『もしもし太陽?どした?』
受話器からガヤガヤと音が聞こえる
店は今日も賑わっているらしい
「母ちゃん、俺ホントの親に会うことにしたから」
『・・・・・・そっか』
母ちゃんの寂しそうな声
俺は葵の手を握った
「でも、俺の親は母ちゃんと父ちゃんだって思ってるから」
『・・・カッコつけんじゃないよ』
母ちゃんの鼻水をすする音が聞こえた
「ホントにそう思ってるんだよ」
俺はそういい電話を切った


