「お父さん・・・今日はやかったね・・・」



葵はそういって俺からバックを取った



「・・・あぁ。太陽君だったかな?」



「あ、はい」



覚えててくれたのか・・・


「送り届けてくれてどうも」



そういって家の中に入っていった



「葵の父ちゃんっていつもあんな感じ?」



「え・・・?あ、そうだよ?」



家のドアノブに手をかけた



ふと思った



葵の母ちゃん見たことないな・・・



いつも父ちゃんばっかで・・・



「なぁ葵の母ちゃんって・・・」



そういいかけた瞬間葵の目が大きく動いた



・・・聞いてほしくないらしい



「・・・やっぱ何でもない。また明日」



「うん・・・また明日・・・」



葵は小さく俺に手をふった