「あっ!晴れてきたよ!」
あと5分ほどで家に着く、というところで雨はやんできた
「そうだね!虹…見えるかな?」
「見えるよ!絶対に!!」
太陽君は空に指を差した
灰色の雲の間から太陽が見える
「そうだね!」
私は笑顔で太陽君の手を握り返した
このまま私の気持ちが伝わればいいのに…
伝える勇気なんて私にはない。
私は結局臆病なまま。
太陽君みたいな性格だったらちゃんと言えるんだろうな…
美沙ちゃんとか…
「あっ!家着いたね!じゃあね、ひま」
太陽君は私の手を離し手を振った
「うん!ばいばい!」
まだ太陽君の熱がある手を私は力強く握った


