「はい。風邪ひくよ」 「ありがとう…」 あたしは予備のタオルを渡した 教室に荷物を置いたまま部活に行ったから置いてあったのだ あたしは自分の席に腰掛けた 太陽君は隣の席に座った 「太陽君さ、アオ好きでしょ」 あたしの言葉に太陽君は肩を震わせた 「ち…違うよ…」 当たり…か。 あたしこういうに関しては勘いいんだよね… あたし的にはそっちの方が助かるんだけど 「あたし…秀のこと好きなんだよね…」 ボソッとあたしは呟いた