「多恵さん、桜子さん」 草むしりしてるとこに小泉さんがやってきた。 「何でしょう?」 多恵ちゃんが立ち上がる。 多恵ちゃんの顔が急に強張るのがわかった。 「ここが終わったら、お花屋さんにお花を取りに行って来て下さい」 「わかりました」 多恵ちゃんが会釈をする。 「頼みましたよ」 小泉さんはそう言うと、私の方をジロリと見てから家の中に入って行った。 そんなに見なくてもいいのに。 ホント、嫌な人。