「あぁ!腰痛い!」



私は立って背伸びをした後、腰をトントン叩いた。


おばあちゃんになった気分。


草むしりなんて普段しないし。


そんな私の姿を見て多恵ちゃんがクスクス笑った。



「そんなに笑わなくてもいいじゃ~ん」



私も多恵と同じように笑いながらそう言った。



「ゴメン、ゴメン。何か桜子ちゃん見てたら楽しくて」


「そう?」


「うん。桜子ちゃんってホント不思議」



多恵ちゃん、まだ笑ってる。


でも、ここで働いてる人たちって、文句も言わずに黙々と働くよね~。


そんなに給料がいいのかなぁ?