桜の木の下で…―運命に導かれて―





「出来た!」


「ありがとう!」



多恵ちゃんと同じ、三つ編みのお下げ髪。


お下げにしたのって初めてかも。



「多恵ちゃん、香水つけてあげる」



私は椅子から立ち上がり、ベッド脇に置いてある鞄を取る。


スクバと手提げ鞄。


いつも両方持ってる私は、手提げ鞄の方から小さいポーチを出した。


その中にお気に入りの香水をいつも入れている。


多恵ちゃんの耳の後ろに香水をつけてあげた。



「いい香り~」



多恵ちゃんはそう言って喜んでくれた。


喜んでくれて良かった。


私は香水をポーチに入れて、手提げ鞄の中にしまった。