桜の木の下で…―運命に導かれて―





「今からじゃ、墓に行くのは難しいなぁ」



窓の外を見ながら呟くようにそう言う先生の伯父さん。



「えっ?」



難しいって……。


じゃあ、私は何のためにここに来たの?



「今日は、泊まって行きなさい。で、明日、裕介に連れて行ってもらえばいい」


「えっ?」



泊まるって……。



「それがいいわ」



先生のお母さんまで……。


私は先生の方をチラッと見る。


それに気付いた先生。



「うん、俺もそれがいいと思う」


えぇぇぇぇ!!!


先生まで、そんな事言うの?


てか、泊まるなんて、何も用意してきてないよ?


しかも先生の家じゃないにしても、先生のお母さんの実家にいきなり泊まるなんて……。