「じゃあ、何で裕介の学校の生徒さんがここに?」
えっ?
先生は、それさえも話してなかったの?
私は再び、先生をキッと睨みつけた。
相変わらず先生は私の睨みにも動じず、今度はお菓子を食べている。
もぉ!マジ、ムカつく!
私は、先生のお母さんの方を向くと、私が体験した不思議な話しを、信じてもらえるかどうかわからなかったけど、包み隠さず全てを話した。
私が全て話し終えると、先生のお母さんは目を大きく見開いて私を見ていた。
「あなたが……。お母さんの探していた一条、桜子さんだったの?」
「はい、そうです」
ここで、私は自己紹介をしてない事に気付いた。
「そう言えば、私、自己紹介がまだでしたね。失礼しました。私、一条桜子と言います」
そう言って、先生のお母さんに頭を下げた。
「裕介の母です。裕介がいつもお世話になってます」
先生のお母さんはそう言って、私に頭を下げてきた。
「こちらこそ、先生にはお世話になってます」
私は頭を下げたまま、そう言った。
「裕介!何でこんな大事なこと黙ってたの!」
「ん?サプライズってやつ?」
先生のお母さんの言葉にも動じず、そう言って和菓子を食べている先生。
サプライズって……。



