「こんな田舎だったら学校のヤツに見つからないだろ?」 えっ? だからって、こんな場所を指定してきたわけ? 「……って、言うのは半分ホントで半分嘘だ」 「はっ?わけわかんない」 私はそう吐き捨てるように言うと、助手席の窓の方に顔を向けた。 流れる景色が目に入って来るけど、どれも緑の山ばかり。 それから田んぼと畑。 おじいちゃん、おばあゃんくらいの年齢の人が畑仕事をしているのが見える。 ただ、それだけ。 面白くもなんともない。