桜の木の下で…―運命に導かれて―





「おはよう」



先生の爽やかなキラキラした笑顔が眩しい。



「あ、おはようございます」



それに対して私は笑顔すら作れないでいた。



「なんだ?朝から元気ないなぁ」



先生はそう言ってクスリと笑った。



「すでに疲れました」



朝早くから家を出て、ここまで何時間かかったと思ってるのよ。


笑顔なんて作れないっつーの!



「若いのに、そんな事言うなんて、おかしなヤツだな」



先生は相変わらず眩しいぐらいに笑顔を私に見せてくれてる。


先生が好きな子なら倒れるぐらい嬉しいだろう。


でも、すでに疲れ果てた私には先生に笑顔がウザい。



「じゃあ、行こうか」


「……はい」



私は先生の後についてトボトボと歩いた。