「えっ?」 先生は驚いたような声を出して、目を大きく見開いた。 私の思い……。 それは一海さんと多恵ちゃんに会いたい。 それだった。 でも一海さんも多恵ちゃんも、もうこの世にはいない。 だから、せめて一海さんと多恵ちゃんのお墓に行きたいと思ったんだ。 「ダメ、ですか?」 「いや、ダメじゃないよ。一条が墓参りしてくれたら、じいちゃんのお兄さんもばあちゃんも喜ぶと思うし」 「お願いします!」 私は、そう言って再び頭を深く下げた。