「運命の、扉?」 「そう。運命の扉」 先生はこちらを向く。 「その運命に導かれて、一条はあの時代にタイムスリップしたんだよ。ばあちゃんが一条桜子は不思議な可愛い女の子だったって言ってたし」 その時、私の脳裏に多恵ちゃんが言ってた言葉を思い出した。 ーー桜子ちゃんは不思議だね。 やっぱり夢じゃなかったのか……。 先生の言うように運命の扉が開かれ、それに導かれたのか……。 私は本当にタイムスリップしたの? でも先生の話が本当なら……。 わからない……。