桜の木の下で…―運命に導かれて―




一海さんが私の体を引き寄せ、私の体をギュッと強く抱きしめた。


初めて一海さんに抱きしめられた。


一海さんの心臓は“ドクドク”と音をたてて動いている。


その音が私の耳に伝わる。


力強い胸の鼓動。


体はとても温かい。


ねぇ、一海さん?


私の胸のドキドキもアナタに伝わってる?


痛いくらいにドキドキしてる……。



「桜子?こっち見て?」



一海さんに言われて、私は顔を上げた。


一海さんの顔が見える。


とても優しい笑顔。


私の愛しい人……。