桜の木の下で…―運命に導かれて―




一海さんの部屋で身の回りの手伝いをすることになった。


初めて入る一海さんの部屋。


ベッドとテーブルしかないシンプルな部屋。


今日は白い軍服じゃい。


紺色の金の紐やバッジが沢山ついた服を着ている。


前にテレビで結婚式の番組をしてたのを見た時に、自衛官の花婿さんが着てた服に似てる。


私は一海さんの顔を見ないように、ベッドの上に置かれた服を畳んだ。


一海さんの顔を見ちゃうと、心がポキンと折れちゃいそうになるから……。


そしたら泣くのを我慢できなくなっちゃう……。