つまんない……。 私、何のためにここに来たのかわかんない。 だって何もすることないんだもん。 一海さんと美乃さんの仲むつまじい姿を見るのも嫌だし。 一海さんと美乃さんのラブラブなとこを見せられるためだけに連れて来られたみたい。 私はただ、扉の近くに突っ立ってるだけ。 誰かに声をかけられることもない。 美味しそうな料理を食べれるわけでもない。 「はぁ……」 溜め息をつくと、私は会場の中を通りバルコニーに出た。