私の彼はお父さん!?

『パンツー丸見え』


誰よ…昭和の子供みたいな替え歌歌ってんの。


『ピンクのギンガムチェック~』


確かにあたしの今穿いてるパンツギンガムチェックだけど…って。


『あれ? 』


ゆっくり目を開けると辺りは明るい。暖かいコンクリートの上でうつ伏せになっていた。


『…学校の…屋上…だよね』


あたし、寝ちゃったのかな? てっきり落ちたと思ってたんだけど。


『パンツ~』


『は! わああっ! 』


思い切りスカートが捲れ、下半身丸出しのあたしの傍らに同じ年位の男がにやにや笑ってた』


『へ、変態っ! 』


慌てて座り治しぎっ、と睨む。


『心外~あんたが有られもない格好して倒れてたから心配して介抱しようとしてなのに~』


白に近い金髪をピンで止め耳には無数の銀色ピアス。