私の彼はお父さん!?

『ふふふ…』


声を出さず笑いまた一つ。


『…んやっ…』


『は! 』


女の子の声がエキサイトしてる…さっさと退散した方がいいみたい。


それなのにチョコに気を取られあたしは盛大につまづき、有ろう事か茂みに突っ込んでしまった。


『うわあぁ! 』


ガサッ!


『きゃ! 』


『わっ! 』


目の前には。


『たかゆき? 』


と、ブラウスを半分はだけたケバい女が呆然と此方をみていた。


『ふ、不純異性行為! 』


『…霧? 何してんだ? 』


『いや、あの、チョコが…』


『…はあ? 』


『お腹空いたから…』


小さな声で答えると女の子がキンキンした声であたしを突飛ばした。


『ちょっと! 邪魔しないでよね! 』


こ、怖い。


とりあえず食料は手に入れたしもういいや。