私の彼はお父さん!?

時刻は夕方。


『限界…』


さっきから盛大に鳴り続けるお腹に手を抑え息を沢山吸ってみる。


駄目だ…なんかぐらぐらしてきた。


『何処かで水でも飲んでお腹膨らますしかないや』


暫く歩くと丁度少し大きめの公園に行き当たった。蛇口がら飲めるだけ飲んで一息つく。


『お腹…タプタプ』


これじゃ直ぐにまたお腹減っちゃう。


その時。


『…やだぁ…ん…ってばぁ…』


茂みから女の子の声が聞こえ、その場に固まるあたし。


『…後で…食べればいいじゃん…』


『んもう…』


チョコレイト!!!


茂みの直ぐ側に!!!


邪魔する気はないけど…欲しい…っ!


そろり、そろりと近づき一つ失敬した。


まだあるがな!!!