間近で異性の顔なんて見た事無いから珍しくて観察してみた。
睫毛長い。
肌、白くて綺麗…。
奥二重の瞳は切れ長でガラスみたいにきらきらしてる。
甘い匂い。
多分キャンディだ。
良く見るとかなり美形なんじゃないかな。
『…なぁ』
『は? 』
『顔を赤らめるとか、恥ずかしそうにするとかねぇの? 』
『…あ、ごめ』
言われて急に顔が熱くなり下を向く。
『お前…ユエに似てるな』
ぼそり、と放たれたその一言に全身が総毛立った。
隆幸、ユエ…父さんと母さんの名前。
落ちたはずなのに生きてるあたし。
変な違和感。
『帰らないと』
今、直ぐ。
『あ、名前…お前の名前は』
『霧っ! 』
隆幸、と名乗る男の子に名前を言い捨て階段を二段目飛ばしに降りて家に急いだ。
睫毛長い。
肌、白くて綺麗…。
奥二重の瞳は切れ長でガラスみたいにきらきらしてる。
甘い匂い。
多分キャンディだ。
良く見るとかなり美形なんじゃないかな。
『…なぁ』
『は? 』
『顔を赤らめるとか、恥ずかしそうにするとかねぇの? 』
『…あ、ごめ』
言われて急に顔が熱くなり下を向く。
『お前…ユエに似てるな』
ぼそり、と放たれたその一言に全身が総毛立った。
隆幸、ユエ…父さんと母さんの名前。
落ちたはずなのに生きてるあたし。
変な違和感。
『帰らないと』
今、直ぐ。
『あ、名前…お前の名前は』
『霧っ! 』
隆幸、と名乗る男の子に名前を言い捨て階段を二段目飛ばしに降りて家に急いだ。

