病室には俺とサリリとミエルだけになった。
さっきのざわつきが嘘のように静まり返った。
サリリの方を見るとスースーと寝息を立てて寝ている。
ミエルの方を見ると外を見て何かを考えているように見える。
俺はミエルの方に近づき話しかけた。
「どうした?元気ないぞ?」
「え!?そんな事ないよ。」
そう言って作り笑顔をしているのが見たらすぐ分かった。
「俺に力になれることがあったら言ってくれな?サリリを倒してとかは勘弁だけど出来る範囲で協力はするつもりだから。」
「ありがとう、お兄ちゃんは優しいんだね。」
「そんな事言われたら照れちゃうじゃん。」
そんな事を話していたらミエルは真剣な顔をして話し出した。
「やっぱりお兄ちゃんには話しておくべきだと思うから話しておくね?」
「何だよ、急に。」
「さっき、サリリお姉ちゃんが豹変した姿をボクがシアン様って呼んでたでしょ?あの方は紛れもなくシアン様だったの。シアン様と言ってもお兄ちゃんにはピンと来ないと思うから簡単に言うね?まあ、悪魔界のプリンセスって言ったら分かるかな?サリリお姉ちゃんは一回ボクを救おうと悪魔と契約した事があるの。多分、そのまま心に残っていたんだね。ボクの心の中にも昔の記憶が埋め込められてるのかもしれないけどね・・・」
俺は理解するのに少々時間がかかった。
「と、言うとサリリじゃなくて、シアンは悪魔で、その中でもプリンセスの地位で、その頃の記憶が心に残っていてたまに入れ替わるって事か?」
俺は自分なりに整理してみた。
「まあ、そんな感じ。」
さっきのざわつきが嘘のように静まり返った。
サリリの方を見るとスースーと寝息を立てて寝ている。
ミエルの方を見ると外を見て何かを考えているように見える。
俺はミエルの方に近づき話しかけた。
「どうした?元気ないぞ?」
「え!?そんな事ないよ。」
そう言って作り笑顔をしているのが見たらすぐ分かった。
「俺に力になれることがあったら言ってくれな?サリリを倒してとかは勘弁だけど出来る範囲で協力はするつもりだから。」
「ありがとう、お兄ちゃんは優しいんだね。」
「そんな事言われたら照れちゃうじゃん。」
そんな事を話していたらミエルは真剣な顔をして話し出した。
「やっぱりお兄ちゃんには話しておくべきだと思うから話しておくね?」
「何だよ、急に。」
「さっき、サリリお姉ちゃんが豹変した姿をボクがシアン様って呼んでたでしょ?あの方は紛れもなくシアン様だったの。シアン様と言ってもお兄ちゃんにはピンと来ないと思うから簡単に言うね?まあ、悪魔界のプリンセスって言ったら分かるかな?サリリお姉ちゃんは一回ボクを救おうと悪魔と契約した事があるの。多分、そのまま心に残っていたんだね。ボクの心の中にも昔の記憶が埋め込められてるのかもしれないけどね・・・」
俺は理解するのに少々時間がかかった。
「と、言うとサリリじゃなくて、シアンは悪魔で、その中でもプリンセスの地位で、その頃の記憶が心に残っていてたまに入れ替わるって事か?」
俺は自分なりに整理してみた。
「まあ、そんな感じ。」

