悪魔の妹と天使の彼女

「何でボクのせいなの?」
「私はあんたが力をセーブしてるのは分かってるんだから。」
それにはシアンが答えた。
「セーブしてるのはミエルじゃなくて私よ?あなたは悪魔であって天使でもある。そんな半分ずつの力を最大限に使ったらあなたはあなたでいれなくなるからセーブさせてもらったの?あなたのためだ!」
「そんなのいいよ。あなたとミエルが消せるなら。」
そう言うと、シアンは日菜に近づいた。
そして、頬を叩いた。
「何するのよ。」
「命をもっと大切にしなさい。私とミエルを見て来たあなたなら分かるでしょ?私はこの体でいるのは限界だから引っ込ませてもらうわ。また逢いましょう?ミエル、日菜、そして、和也。」
そう言って、その場に倒れた。
俺はサリリに近寄った。
「サリリ、大丈夫か?」
「んっ・・・」
と言って目を開けた。
「和也さん?」
「良かった。」
「私何してたのですか?」
「良いから休んでな。」
それから、ベッドに横にさせた。
「私も気が乗らないから帰るわ。和也、ごめんなさい。」
そう言って病室を出て行った。