「昨日から来てるあの小さな女の子誰?」
「ミエルの事か?」
悪魔とは言えないので
「親戚の子だよ。預かってるんだ。」
と誤魔化した。
「親戚の子か・・・」
「何でそんな事聞くんだ?」
「いやね、悪魔かと思っちゃってさ。」
俺は心臓が大きく鳴った。
「ま、まさか、人間だって。」
「そうだよね。私って何変な事言ってるんだろう?」
しかし、俺はその時思った。
日菜は何か知ってると。
「質問して良い?」
「どうぞ?」
「昨日、何で悪魔と天使を信じるって聞いたの?」
「悪いんだけど、私の前で悪魔とか天使とか言うのやめてくれる?私から話題振って悪いんだけど。」
「嫌いなの?」
「大っ嫌い!」
日菜に何かあると思った。