またベッドに横になっていると
「ねえ、お兄ちゃん。」
とミエルに呼ばれた。
「クルーナイトの攻略本持ってない?」
クルーナイトとは仲間を集めて、最後の敵に挑むRPGである。
「それならここにあるよ?」
と言って机の方の本棚を指差した。
「あった、ありがとう。」
そう言うと部屋を出て行こうとした時ミエルが何かを呟いた。
「ん?どうかしたか?」
「お兄ちゃん、天使の奴に何か言われた?」
顔を見るとさっきとは違う顔になっていた。
「誰だ?」
「まず、ボクの質問に答えろ。」
「サリリには何も言われていない。」
この時、ミエルの姿をした者にみんなの前で天使だとバラすと消えると言ったら実行し兼ねないと思ったからだ。
「何でそこまでサリリお姉ちゃんを庇うの?」
「どう言うことだ?」
「今日の朝、屋上でサリリお姉ちゃんにみんなの前で天使だとバラすと私は消えるって言われただろ?」
「な、何でそれを知ってるんだ?」
確かに、あの時間、ミエルは小学校にいた。
知るはずがないと思った。
「ボクは何でも知ってるんだよ?」
「ねえ、お兄ちゃん。」
とミエルに呼ばれた。
「クルーナイトの攻略本持ってない?」
クルーナイトとは仲間を集めて、最後の敵に挑むRPGである。
「それならここにあるよ?」
と言って机の方の本棚を指差した。
「あった、ありがとう。」
そう言うと部屋を出て行こうとした時ミエルが何かを呟いた。
「ん?どうかしたか?」
「お兄ちゃん、天使の奴に何か言われた?」
顔を見るとさっきとは違う顔になっていた。
「誰だ?」
「まず、ボクの質問に答えろ。」
「サリリには何も言われていない。」
この時、ミエルの姿をした者にみんなの前で天使だとバラすと消えると言ったら実行し兼ねないと思ったからだ。
「何でそこまでサリリお姉ちゃんを庇うの?」
「どう言うことだ?」
「今日の朝、屋上でサリリお姉ちゃんにみんなの前で天使だとバラすと私は消えるって言われただろ?」
「な、何でそれを知ってるんだ?」
確かに、あの時間、ミエルは小学校にいた。
知るはずがないと思った。
「ボクは何でも知ってるんだよ?」

