「まあ、ここで消させたら良いんじゃない?」
そう言ってまたカオスデーモンが攻撃して来た。
対応に間に合わず、やられると思ったら、ミエルが俺を守ってくれた。
「お兄ちゃん、今は悪魔軍を倒すことだけを考えて?そりゃ、自分がどうなるか怖いのは分かるよ?でも、ここでそんな事を考えていたら全員やられるんだよ?ボクも、サリリお姉ちゃんも、ルナも、勿論お兄ちゃんも!」
俺はミエルの言葉で正気に戻った。
「そうだ、まずはこいつらを倒さない限り未来は開かないって事か・・・」
「でも、どうやって、俺のカオスデーモンを倒すつもりだ?」
俺は考えた。
こんな大きな悪魔どうやったら倒せるのかを。
そこで一つの考えが出て来た。
「大きい悪魔・・・一か八か賭けてみるか。」
俺は地上に降りて、カオスデーモンの足元に向かった。
「お兄ちゃん!」
その間も、レイトは攻撃を止めなかった。
カオスデーモンの攻撃も天使の羽で受け止めながら足元に向かった。
そして、足元に辿り着いた。
「ここなら攻撃は出来ないだろ!」
「くそ、その手があったか・・・」
「大きいと言う事に弱点があった。足元なら攻撃は出来ない、何故なら自分にも攻撃がくらうからな。」
レイトは無言になった。
俺はその間に光の玉を上に向けて攻撃をし続けた。
しかし、全くきいてない。