「じゃあ、さっき言った通りにしてみて?」
「うん。」
手を前に出して、守りたいと言う思いとともに何か光のようなものが出て来た。
それは、庭の木をなぎ倒した。
「出来た・・・」
「やったね、お兄ちゃん。」
「おめでとうございます、和也さん。」
「でも、これからじゃない?」
とルナが言った。
今日はルナも来てくれているのだ。
「魔力が戻ったとしてもまだ40%にも満たないからね。」
そんな時、ドーンと大きな音がした。
空を見ると、何かが降って来た。
「悪魔と天使だよ。」
ミエルかが言った。
「これからが俺達の本当の戦いって事か。」