「……冷静だな」

ユウヤは若干ショックを受けたような表情で言った。

それだって、

芝居のようだが。


「ぶっ倒れたなんて知られたら、

あたし友…メンバーに怒られる」

類は、

寝転がっていた畳から起き上がった。

「ユウヤさん助けてくれありがとう。

でも、

このこと黙っててください」

言うと、

ユウヤを置き去りに控室を出た。