「そう、なんだ。 そう聞くと、 急に体中が痛くなったような」 実際、 類の体は急にあちこちで悲鳴を上げだしていた。 「メンバーに知らせてくるわ。 あんたが失踪したって大騒ぎに でもなってたら大変だから」 「あー」 類の頭には、 即友之の姿が浮かんだ。 いかーん。 友之にバレたらまた怒られる。