「「マネになってくれたら頭を上げてあげるよ♪」」



二人共……腹黒すぎる。




「見てあれ〜。」


「怖ーい。」



後ろを通った女の子たちが私を見て笑った。




『あぁもうっ!!わかったよ。わかったから頭上げて。』



「「本当?!」」



二人はキラキラした目で見た。




『マネでも選手でもなんでもしてやろうじゃない!!』





まんまと瑞稀と大和君に嵌められて私は水泳部のマネになった。




私の高校生どうなるの?!









この話を聞いた飛沫は


「がんばれ。」


と言って肩を叩いて終わり。



なんと無関心な!!



私の物語は高1の15歳の夏に始まった。