奏也に言われたとおり様子を見てみることにした。


でもなんにも集中できない...

頭に浮かんでくることといえば一志さんのことばっかりなんだもん...

ということで...


「奏也ぁ〜!!!あたし自分がわかんないよぉ!!」

「なんで...?」

ちょっとウザそうな奏也。
確かに妹が泣き叫んでたらウザいだろうけど...

「だって一志さんのこと以外考えられないんだもん...」

「完璧恋の病だな...」

「へ?」

状況がつかめなくて聞き直してしまった。

「だーかーらー、お前は一志さんのことが好きなんだよ!!お前、恋愛したことないの?」

「...っ」

いくらなんでもその言葉はキツい...

って、

「奏也があたしの恋愛話知らないワケないじゃん!!!」

「まぁそうだけど。」


そう、あたしは毎回恋をすると毎回奏也に相談していたのです...