殺人許可日

ゆいがどうしてここにいるの…?


ゆいはあたしに気づいたようでクスッと口元を緩ませて、手を振った。


ゆいの手首にピンク色のリストバンドがつけられていた。


「ゆ…い…」


駆け寄りたいのに動けない。

だってあたしは…ーー。


ゆいがゆっくり遠ざかるのをあたしはただ呆然と眺めているしかできなかった。


蘇る過去ーー。

そう、あれはあたしが高校一年生の春ーー。